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TOKYO CALLINGとイロムク
TOKYO CALLINGが始まった時、当時めちゃくちゃ仲の良かったuguisというバンドが抜擢されていて、とても悔しかった気持ちを覚えてる。
そして数年後、ただ演奏が上手いだけじゃ出られない事を知り、事務所に入り、ある意味で順当な手順を踏み出演にこぎつけた。
そこからは常連とまではいかないけど毎年出させてもらっていたが、事務所を離れた年だったかな、開催の3ヶ月前に出演が決まっていた中で当時のメンバーが全員飛んだ。
主催の菅原さんにその旨を伝えた所、弾き語りステージは作れないから出演は難しいと伝えられた。
そんな中、新しいバンドメンバーを探し、なんとか出たかった事もありサポートではなく正規でのメンバー探しをする事にした。
そして前メンバーが飛ぶ直前にサポートをしてくれていた西田くんと2人で飲みに行った。
そこで彼は、まっすぐな目で正規としてやりたいと言ってくれた。
今でこそめちゃくちゃ努力の甲斐もあり上手いと言われるようになったけど、正直当時の彼のドラムと言ったら酷いものだったけど、当時の自分は技術云々よりも純粋にこのバンドをやりたいと言ってくれた彼の気持ちが死ぬほど嬉しかった。だから彼に背中を任せる事にした。
そしてベースを公募しかいとくんが名乗りを上げてくれた。
最初の印象は「女を笑顔で殴ってそう」だったんだけど、それがすごく良かった。ほんとにそうならよくないけどあくまでも見た目での印象ね。よく言えばとても華を感じた。こいつしかいないと、即決だった。
そしてギターのあらたさんは、実は昔の職場で一度会っていて、当時の僕の仕事の上司だった。そこでいつでも助けるよと言ってくれて、見た目が当時めちゃくちゃ海の男みたいな感じだったけど、良い人だし何より最初に他人を合わせた時の感触がとても良かったからお願いした。
そして迎えたTOKYO CALLINGの日、今の僕らの再始動の日。
それまで前のメンバーありきで応援してきた人たちは、きっと付け焼き刃のステージを見てがっかりした事だろう。
自分でもわかるくらいに、前のバンドとは雲泥の差だった。
それでも自分は、あのステージを迎えられた事が嬉しかった。
そして翌年、翌々年と、毎年一切出演のオファーは来ないどころか、自薦しても無視され続けた。
確かにあの演奏が最後の印象なら、そうなるのも無理は無い。
そこから愚直にバンドというものをやった。
練習練習練習練習、とにかく前のメンバーの技術に追いつかせようと必死に過去の曲を練習させる日々。
物言いもキツくなり、一時はあらたさんから辞めたいとまで言われた事もあった。
けどそこで気づいたのが、また同じ事を繰り返してるなと思った。
このままだと遅かれ早かれまた飛ばれる。多分この人たちに無視された日には、さすがにもう耐えられない。そう思った。
そこからは技術というより、バンドをまず楽しむ事に重きを置いて活動する事にした。
ミスしようがライブの醍醐味と言い聞かせた。
練習して来なかったら私生活が忙しいからだよなと言い聞かせた。
バンドに関連する業務に関しては、西田くんが主にめちゃくちゃ力になってくれてて、今まで誰かに何かをやらせる事はあっても任せる事を知らなかった自分に、任せて良いという気持ちの楽さを教えてくれた。
そして迎える今年、イロムクはTOKYO CALLINGに出演できるのか。
楽しみ待っててください。
出られたその時には、あの3年前の始動の日、そこからどれだけ俺たちが成長したのか、観に来てください。
きっとあなたの人生の糧になると思います。

